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政令指定都市であるさいたま市が好意をもたれているというと

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2001年5月1日、まず第一歩として旧浦和市、旧与野市、旧大宮市が
合併してできたのが、政令市としてのさいたま市でして、
それから、いろいろと紆余曲折を経て誕生したのが、
9つの行政区をもつ政令指定都市であるさいたま市でした。

そして、2005年4月1日、旧岩槻市を合併して、10の行政区をもつ
政令指定都市として、現在のさいたま市の形になったわけなのです。
人口を考えると、埼玉県は人口密度がかなり高い県であるわけなのですが、
特に県庁所在地であった旧浦和市は、周辺のベッドタウンとなっている市と合併して、
内陸部初の政令指定都市になりたいという思いをずっと抱いていたのだそうです。

そして、その念願は2005年4月1日には現実のものになり、
人口にしても街のインフラにしても、これぞ県庁所在地という形が
できたということで、いろいろと議論はあったものの、
おおむね、さいたま市の誕生は、さいたま市民にとってみても、
近隣の市にとってみても、好意的にみられているわけなのです。

ちょうど、大宮駅の南側に位置するJR所有の跡地が、さいたま新都心として
官庁街になってきたという事情もあり、なんとしても合併して政令指定都市に
しておく方が、予算面などでも何かと都合がよくなったのだろうということを、
政令指定都市化した当時は言われていたものでした。

埼玉県庁は浦和駅西口から歩いて10分ほどかかる場所にあるわけですが、
外壁の改修なども終えて、威風堂堂とした感じになっているということは、
訪れた人が見ればすぐにわかるわけでして、
しかも、浦和駅は拡張工事がすさまじい勢いで行なわれていますから、
そのうち、かなりの人出を見込める一大都市になるのではないかと期待されて
いまして、地元経済界は好意的な目で見ていると言われているのです。

浦和駅から県庁に行き、そして、そのあとに新都心で官庁街で用事を済ませる、
というような感じで便利になったわけでして、しかも、遠くに出張に行くため
新幹線に乗るという時には、大宮駅に行けばのれるということから、
かなりの利便性が実現したのは、さいたま市が政令指定都市になって、
予算も潤沢になったからであるということをよく言われるようになりましたし、
そのおかげで新都心近くのマンションなどは住民も増えているということですから、
住民からも経済界からも、公共サービスが充実するようになったと
好意をもたれていることになっています。

公共交通でいえば、地下鉄が延伸した結果、旧浦和市の美薗のあたりから都心部に
行くための交通の便がよくなって、特に、さいたまスーパーアリーナなど
イベント施設への交通はかなり便利になったと言われていまして、地域の活性化が
図れるということで、さいたま市民は一様に喜んでいたということを思い出します。

大規模な市街地化も成し遂げることができますし、
より東京に近い場所の市にたいしても、
文化都市であり政令指定都市であるという存在感を見せることに成功しているため、
おおむね好意的にみられているさいたま市のこれからが期待されるわけなのです。


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